NICE CREAM Laboratory

【人にも地球にもナイスなアイス】
Nourish Japan 泉谷道子さん


 
NICE CREAMとは、日本初上陸のココナッツミルクでできた植物性100%のアイスクリームのことです。店舗となる「NICE CREAM Laboratory」は、花園町通り商店街の「愛顔の食卓」の中にあり、ショップインショップになっています。
 
 
お話をしてくださったのは、Nourish Japan代表の泉谷道子さん。泉谷さんは、愛媛の商品を海外に売り込むお仕事をされています。そのなかで、アメリカでこのNICE CREAMというココナッツクリームのアイスクリームに出会ったそうです。開発したのは、日系アメリカ人のナオミ・ポスナーさん。アメリカでヴィーガン向けのレストランを経営されていて、NICE CREAMをアメリカの35州と中東をはじめとした数か国で販売しています。


海外では、完全な菜食主義者であるヴィーガンと呼ばれる人々が急増しており、それに伴って植物性のヴィーガンアイスの人気が高まっています。このNICE CREAMもそのひとつ。ココナッツは体に良くてヘルシーなので、既に日本でも若い女性を中心に話題になっています。また、市販のココナッツアイスには牛乳が入っているものが大半ですが、NICE CREAMは牛乳を使用していないので、牛乳アレルギーの人でも安心して食べることができます。


 NICE CREAMという名前は、動物や地球にとってもナイスな世界にしたいという想いが由来です。特に皆さんに知っていただきたいのは、牛乳を使用しない植物性のNICE CREAMは、アニマルウェルフェア(動物福祉)の面から見ても優れているということです。牛乳は本来母牛が子牛を育てるためのものですが、一部の乳牛は人間のために牛乳をつくることを強制されていると伝えられています。しかもその飼育環境は、牛本来の姿を考えると良好とはいえません。私たちは、何を選び、何を食べるのかを意識する必要があるのではないでしょうか。2020年の東京オリンピックは、食材の調達基準にアニマルウェルフェアの考え方を採用しています。これは、アスリートだけでなく、ベジタリアンやヴィーガンの訪日外国人にも歓迎されるでしょう。NICE CREAMのようにアニマルウェルフェアに配慮した食品は、今後需要が高まっていきそうです。


抹茶味のNICE CREAMに、新宮茶のパウダーをかけたものをいただきました。ココナッツミルクと抹茶の組み合わせは、これまで食べた抹茶アイスクリームとは一味違いました。後味はさっぱりで、抹茶のパウダーの苦みもちょうど良く、まさに、これまでのアイスクリームよりもナイスな味でした。
 
今後は、Laboratoryという名前にもあるように、愛媛のおいしいものや素晴らしいものを研究していき、このNICE CREAMを通して愛媛の味を伝えることが一番の目標だそうです。愛媛県産の抹茶やみかんを使った愛媛オリジナルの味は想像しただけでも食べたくなります。コーヒーをかけるのもおいしそう。簡単に味をアレンジすることができるので、お話を伺っている間にもいくつも案があがり、これからがとても楽しみになりました。


国内では、今はまだNICE CREAM Laboratoryでしか食べることのできないナイスなアイスクリーム。寒さの厳しい12月ですが、暖かい店内でどうぞ!

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