「お城下マルシェ 花園」の顔とも言える、ロゴ入り看板。2018年の9月の1周年記念の時にリニューアルしました。この新しい看板を制作したのは、NPO法人SORAのきらりのウッディで働く皆さんです。
制作の現場を訪問
看板のオーダーがきっかけで、このものづくりの現場にもお邪魔させていただくことに。松山市湯渡町の住宅街の中に、住宅のようなアットホームな雰囲気の建物があり、その2階の一室で、皆さんが作業をしていました。室内には、制作した作品も並んでいます。
お城下マルシェのロゴの形に板を切り抜き、アクリル絵の具を塗り、黒いA型看板に貼っています。それぞれ「OJOKA MARCHE」の文字の色が違っていて、花園町に合わせて、花、水、土、草をイメージして制作されました。
NPO法人SORAでは、精神障がい者の社会参加を目指し、きらりのウッディを含め、3つの就労支援施設を運営しています。中でも、きらりのウッディでは、木工商品を制作。そのラインナップには、可愛いアニマルキャラクターの商品があり、お城下マルシェスタッフエプロンを着せたクリップを過去にオーダーしたことがありました。こうしたオーダーの相談にも乗っていただけるところが心強いです。
その他にも、絵の具を何層にも重ねた深い色合いの額やブローチなどの作品も販売しています。その手仕事が素晴らしく、看板制作をお願いしたところ、コラボが実現しました。
看板のオーダーがきっかけで、このものづくりの現場にもお邪魔させていただくことに。松山市湯渡町の住宅街の中に、住宅のようなアットホームな雰囲気の建物があり、その2階の一室で、皆さんが作業をしていました。室内には、制作した作品も並んでいます。
まずは、糸鋸で板をカットする作業。お城下マルシェのロゴは、松山ビジネスカレッジの学生・篠原さんがデザインしたもので、頭は玉ねぎ、下の石垣のような部分は街中の道路を反映しています。
石垣部分のカットはとても細かい作業になります。実は、直線に切るというのは、とても集中力が必要な作業で、今回担当してくださった方の技術があって、実現したそうです。
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文字の部分もこのようにくり抜かれました。 |
カットしたパーツは、ヤスリをかけて滑らかにします。
そして、塗りの作業に。石垣や頭の部分は、均一に綺麗に塗ることが得意な皆さんによって、白く塗られていきました。人気商品であるみきゃんなどのグッズもこの方たちの手によって生まれています。
そして、文字部分は、アート性の高い作品をつくっている方に。筆だけでなく、綿棒など様々な道具や指も使って、アクリル絵の具を重ねていき、独特の風合いを生み出していきます。
パレットには、何種類ものペンキが出ていて、このパレットを見ているだけでも、その情熱が伝わってきました。つくっている途中に、実物を見せながら、「こちらの方がいいですか?」など、こちらの好みも聞いていただきました。
そうして、完成したパーツを、職員の方が組み合わせます。これがパズルのような作業ですが、それらを、A型看板に貼り合わせて、完成です。
作業を見せていただいて、心惹かれたのが、色を塗ったり、塗ったものを置くための木の台。アクリル絵の具の跡として、これまでの仕事が刻まれていたのが、印象的でした。つくろうと思ってなかなかできないものになっています。
普段は、それぞれ担当の仕事に取り組んでものをつくることが多いそうですが、今回の看板づくりは、みんなの得意な部分が合わさって、一つのものを完成させる、そんな機会になったそうです。一丸となって取り組んでいただき、ありがとうございました。
看板はお城下マルシェ花園の四隅に設置していますので、ぜひ、間近で眺めて、花園町の風景とともに、写真に収めてみてください。
そして、NPO法人SORAさんのブースでは、木工作品も含めて販売していますので、ぜひ、その手仕事を感じてみてください。
NPO法人SORA
きらりのウッディの過去の記事はこちら▽
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