無茶々園 ファーマーズユニオン天歩塾

【有機野菜ってすてき!】
無茶々園 ファーマーズユニオン天歩塾
旅田昌典さん


株式会社地域法人無茶々園を知っていますか?

無茶々園といえば有機栽培の柑橘をイメージされる方も多いと思いますが、実は海産物や有機野菜も生産されています。今回は鳥のさえずりやときどき吹く風がなんとも心地よい松山市北条の山間にある無茶々園 ファーマーズユニオン天歩塾の旅田さんにお話を伺いました。


無茶々園の農場では野球場1つ分より少し広い畑でにんじんやじゃがいも、かぼちゃやにんにくなど様々な種類の有機野菜を栽培しています。

有機野菜は農薬や化学肥料に頼らず自然の恵みを活用して育てるため、どこまで育つかは植えてみないと分からないことが多いし、常に天気やその他の生き物との勝負です。なぜそこまでして有機野菜を育てることにこだわるのか―農薬で一番の被害を受けるのは生産者である農家。環境だけではなくて地域のこと、地域の農家の生活を考えて有機栽培にたどり着いたそうです。裸足で作業をして採れたにんじんをその場でさっと土を落としてがぶりとかぶりつく旅田さんに有機農業の醍醐味を教えていただきました。

さらに無茶々園は資源の循環やバランスにもこだわっています。農産物のみならず海産物を生産しているのも海と山はつながっているから。例えば雨が降った時にミカン畑から流れ出る栄養が多すぎると赤潮が発生させてしまいます。そのように海と山を切り離さないで1つのものとして考え、資源をうまく循環させることを常に考えています。


また無茶々園では野菜の生産だけでなく、様々なイベントや催しも企画されています。72日には北条の農園で収穫体験やサウンドシステム体験、ピザランチなど内容盛りだくさんの「てんぽフェスタ」も開催されます。ほかにも天井の高い倉庫空間を活用した映画の上映会や畑でのフェスなど聞くだけでワクワクしてくるようなアイデアが次々と生まれてくる旅田さん。「農家になる人を増やしたい」、「有機野菜の栽培における課題を解決したい」、「お金をかけずに農業をするモデルをつくりたい」-その発想力はご自身のハングリー精神やフットワークの軽さ、これまでの経験を通した人々との交流の中で培われたものなのだなと感じました。

 

618日(日)のお城下マルシェでは農場で収穫した有機野菜を使った乾燥野菜やひじき、ちりめんなどの海産物、梅干しやジュースなどを出品していただきます。11つの商品に無茶々園設立から40年間大切にされてきた、食や地域への想いが詰まっています。ぜひ手に取って、旅田さんともお話をして、その想いを感じ取ってみてください。


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